私の幸せの風景 ―笑いが絶えない仲間との場―
昨年度より開始した、研究会メンバーが交代で執筆する「U.Geコラム」は、今年度「幸せの風景」というテーマで毎月更新します。風景には必ず“色”が付いていますので、コラムに描かれる風景からさまざまな“幸せの色”を想像してみてください。
新型コロナウイルスの感染拡大により繰り返される緊急事態宣言…昨年からずっと続いていますが、私自身、なかなか仲間と会えず、気が滅入ったり、イライラや不安に駆られることも少なくありません。
先日、U.Ge研究会にて「幸せ」について話し合いました。幸せって何だろう?幸せはどのような時に感じるのか?あるメンバーから「(何も予定が無いことが幸せではない、ということから)楽しい予定があることが幸せ」という意見が挙がりました。それを聞き、ふと気がつきました。
「最近ヒマでつまらないからイライラするんだ!」
暇が苦手な私にとって、明日も明後日も予定が無く、ずっと一人でいる状態がどうやら苦痛のようです。(この価値観に当てはまる/当てはまらないは人によるらしいのですが…)
コロナ前は仕事帰りによく飲みに行っていました。お酒が好き、というのもあるのですが、私にとっては「どこで飲むか」 より 「誰と飲むか」が大事です。
誰かと話しながら飲むからお酒が進むし、楽しいからお酒が進む。結果、大酒飲みのイメージがついてしまいましたが…(苦笑)私にとって、お酒はコミュニケーションツールのひとつなのです。
その宴席で、年齢も性別も異なるさまざまな人と交流する事が楽しい。私の場合、U.Geの方々と飲む機会が多いのですが、自分の知らない知識を聞いたり、その人の生い立ちを聞いたり、意見や考え方を聞いたり…そういったことが楽しい。今どきの若者は飲みニケーションを嫌がる人が多いですが、私にとってはそんな場面こそが幸せな瞬間なのだろうと思います。美味しいお酒と美味しいお料理に囲まれて、仲間と笑顔の時を過ごす。お酒はトークの潤滑油です(笑)
飲みに行くことはおろか、誰かと会うこと、食事に行くこと、話すことですら制限されてしまう現在、とても辛い状況が続いています。早く以前のように、いろんな人と会って話ができる状況になることを祈るばかりです。
温かみ感じるオレンジの照明の中で焼き鳥なんかをつまみつつ…笑いが絶えない空間が目に浮かびます。
JAFCA カラートレンドR&D カラープランナー 武田里美