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幸せペンタゴン 私のアオハル ~輝きの時~ ②

今年、U.Ge研究会では、『幸せ』に関する調査で色々な方にインタビューをしています。その中で、“頑張ったこと”をお聞きしているのですが、自分に同じ質問をされても思い浮かばないから困るな、と思っていたら、今年のコラムは『あなたが頑張っていた時、輝いていた時のエピソード』という、私にとってまさかのお題(笑)
頭をひねること数日、頑張ったこと、がんばったこと、、ガンバッタコト、、、ウンウンいいながら思い返しても、自分の中で胸を張って頑張ったと言えることが全然思い当たりません。(汗)
学生時代はそれなりに何かに取り組んだり、楽しんだりしていましたが、「忍耐して努力した」とか「がむしゃらになって何かやりとげた」というものは、恥ずかしながら記憶の隅々まで探しても見つかりません。(汗汗)
つくづく若さを無駄遣いしていたな・・・・・と今更ながら思う始末。
冒頭に書きました調査の中で、70代の方に頑張ったことについてお話を伺った際、幼かったころに貧しい環境にあって、事態を反転するために大変な苦労と努力をされた、ということをお聞きしました。その話を思い出し、私は自分のいる環境を変えたいと強く思うほどの苦境に立たされたことはなかったので、「ずっと恵まれた環境にいたから頑張る必要がなかったんだ!それは十分に幸せなことだ!!」と思いいたりました。(言い訳)
『頑張った』は一旦置いておきましょう。『輝いていたとき』があったか?というと、自分で自分のことを、この時輝いていた!と言うのもこっぱずかしい感じがします。そこで『夢中になったこと』『ハマったこと』と曲解して考えてみました。
学生時代は、海外のミュージシャンに夢中になったり、部活に勤しんだりというのはありましたが、めちゃくちゃハマっていたというほど夢中になったというわけでもありません。(残念!)
気を取りなおして、頭の中を整理してみました。
青春時代を社会人まで広げてみると、あった!(無理やりひっぱり出した感じですが)
結構時間もお金もつぎ込んだ、という意味でハマったと言えるのは海外旅行でした。プライベートで出かけた先をざっと数えてみたところ22か国くらいはありました。(ハマっていたと言えるレベルなのか?)
きっかけは覚えていませんが、歴史好きの父の影響もあって世界遺産を見に行きたいという思いがあったようななかったような、、、とにもかくにも最初に出かけたのは中国。まだ中国国民と外国人が使える通貨が分けられていた時代です。最初に降り立った西安の空港は、ゼロ戦のようなプロペラ機が離着陸していて、木の電柱にレンガの建物というタイムトリップをしたような光景が広がっていました。当時、インディージョーンズや某クイズ番組の〇〇ハンターに憧れていた私はその光景にひどく興奮し、そこから、タイムトラベル感や日本とは全く違う景色や空気、文化を求めて、あちこち飛び歩きました。
最初のころは、ツアーに参加して海外へ出かけていましたが、そのうち、なんちゃって英会話で自力で歩き回れるようになると、現地の人とのコミュニケーション(特に買い物)が楽しくなり、気が付けば物欲ハンターと化していたのでした。
モロッコでは天井からぶら下げる大きなランプを5個も衝動買いして、バックパック二つに無理やり詰め込んで帰ってきたり、ベトナムではさんざん悩んで買わなかった漆器を、帰国後やっぱり買っておけばよかったと、執念でお店を調べ上げて取り寄せたものもありました。もはや物欲の塊。
海外ではよくある値段交渉(たまに喧嘩)や、欲しいものを買えるお店をいろんな人に聞きながら街中を徘徊したことも楽しい思い出です。
それだけのことをして買ってきたものの大半は手放してしまいましたが、どこでどんな風に買ったのかということはちゃんと覚えています。適当に毎日を過ごしていた学生時代に比べれば、片言の言葉で、欲しいものを絶対手に入れるというミッションを達成すべく、強い意志をもって自分の力で目的を達成したという点では、頑張った!と言えるのかもしれません。(笑)
前置き、もといハイパー言い訳タイムでだいぶ文字数稼いでしまいましたが、以上、物欲にまみれていた私のアオハルでした。

トーヨーカラー株式会社  経営本部 経営管理部  塙 千佳