投票で選ばれた「2021年の色」、結果の詳細を報告します
2021年11月よりJAFCAサイト上にて、皆さんに投票いただいていた「2021年の色」。
結果は昨年に続いて「グレー」が選ばれ、12月10日にプレスリリースを配信させていただきました。
投票にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
結果は、1位グレー、2位、緑、3位黄色でしたが、ここではすべての色の順位と、選んだ理由をいくつかご紹介したいと思います。
なお、投票はあらかじめ設定した15色の中から選んでいただきました。
期間:2021年11月1日〜11月30日
「2021年の色」投票結果
上位から順に、選ばれた色と回答の一部を紹介します
1位 グレー 13.1%
●白でもなく黒でもない、はっきりしない世の中のイメージ/先行きが見えそうで見えない/昨年から引き続きコロナ禍による靄(もや)に覆われたような1年だった
●コロナのせいで色のない日常を送っていたから
●雰囲気も、色々な基準も、全部グレーだったので
●カオスの中にありながらも、そこから何か生まれそうな混沌の色
●コロナ禍の閉そく感、白か黒か判断のつかない価値観の対立
●白でもなく黒でもなくその中間、先行きの中に不安はあるものの光を感じるシルバーよりのグレー
●昨年に引き続き沢山の事を我慢し続けた一年。その我慢のもやもやした感じと、多少でも先が見えないかと期待しかけた感じが真っ黒からライトグレーに移行しかけたような・・・。
●黒というほど何も見えないわけでなく、ワクチンなどの一縷の明かりが感じられたので、グレーを選びました
2位 緑 11.0%
●ノーベル賞でも気候変動が取り上げられ、改めて自然の脅威を感じた
●コロナ禍が続く中で開催された展示会はSDGsが満載でした!
●テレワークでガーデニング時間が増えた
●今年、ファッションでよく着た色で、周りにも着てる人が多かったから
●ファッション界でも流行ったし、SDGsやサスティナブルなど環境保全に関する言葉もよく聞くようになったので
●癒される、家族愛、落ち着く
3位 黄色 9.7%
●様々な社会環境の変化が継続。明るい気分で周囲の変化に注意して元気に進みたい気分を表現
●コロナ禍の現在、黄色は危険を示す色であると同時に人々に元気やパワーを与える色でもあると感じるから
●コロナ等我慢の一年ではあったが、その中で少しずつ光が見えてきたため黄色!
●何故だか黄色のカラーに心動かされることが多かった。ファッションアイテム、色づく木の葉、月。今年は幾度となく大きな満月を見上げたことも印象的
●東京オリンピック・パラリンピックの金!(黄色)
4位 黄緑 9.0%
●環境問題に対する感度が一気に高まった年だと思うので
●コロナ禍での規制も緩和され今後への希望、SDGsが各社で対応され、さらなるエコのイメージ
●コロナが徐々に治まり、日常が徐々に再生したと感じるので、新たな命の芽生えを感じる黄緑色を選んだ
●新しい世界への芽吹きの年
●ピスタチオ系のコスメ、ネイルが流行したし、ピスタチオ味のスイーツが多く販売されたから。春はとくにピスタチオカラーの服を見かけた
4位 白 9.0%
●マスクによって、半分白い顔の日常/マスクや医療関係の色
●今まで以上に消毒などを心がけた年でクリーンな色
●なぜか白い服をよく着ていたから
6位 ベージュ 8.3%
●オリンピック、パラリンピックを見て、選手の能力、人間のすごさを感じ、改めて自分を含め人間を感じる1年だった。ベージュは人の皮膚を連想し また色自体が落ち着いた穏やかさを味わえるため 落ち着きたいという希望を込めて選択した
●新たな取り組みや動きもあるものの、不透明。だからといって、暗い黒やグレーでもなく、次にどう行くのかを薄い膜を通してみているような感じからベージュを選んだ
●誰か・何かのためにという優しい気持ちを感じることが多かったので、人の温もりを感じるベージュを選んだ
●自然体、やさしさ、やわらかさ
●家族や周囲の人とのつながりや大切さ実感したことが多かったので、素朴で温かみのあるベージュ
●昨年のグレーから一気に明るくなるというよりも、徐々に頑張りすぎず、混沌もポジティブに受け止めるという意味で低彩度のナチュラルカラーを選んだ
7位 水色 6.9%
●淡い希望の色。コロナ禍で、いつも淡い希望を持ち続けた
●混沌とした中に希望の光を見るとき、その色はきっと限りなく透明に近いブルー
●コロナが落ち着いて心が晴れやかな気分になってきた。真っさらで透き通る青空のように、新しい見方で澄んだ心でこの時期を乗り越えて行きたい
●ようやく明るい未来が見えてきたような、冬の終わりの雪解けのイメージ
●これまで経験してこなかったコロナ渦の中で、いろいろなことに手探り様子見、それでも希望を持って進むというムードがあったように思う。すりガラスから外を様子見しつつ、でも淡い希望も持ち合わせつつの中途半端なイメージで、半透明感も感じる水色を選んだ
8位 ピンク 6.2%
●いろいろな事があったけど、気持ちは淡い期待を
●疲れた気分を明るくしたい
●夜明け前の空に差し始める一瞬の冷たく透明な光のイメージ
●オリ・パラの開催やワクチン接種など、時は前に向かっていることを感じる。昨年に比べ、安心感やこれから先への期待感も少しずつ持てるようになり、今、心は淡いピンク色
8位 青 6.2%
●コロナがダラダラと続きブルーな気分
●遠出ができず、自宅周辺をお散歩する時、空の色が美しかった
●ブルーな気分など、ネガティブな状態にも用い、一方で爽やか、清潔感、空や海の自然にも通じ、青の洞窟のように神秘的な印象にも繋がるブルーが、コロナの感染者数の増減で一喜一憂してきた今年の様子と繋がると思った
●いろいろあったけれど、冷静だった感じがした
8位 ラベンダー 6.2%
●なんとなくぼんやりして、はっきりしないうちに一年終わった感じ。この色がその雰囲気を表している
●混沌とした世の中にあって、心の大切さや繋がりを人々が強く求めた年。そのような心の存在を想起させる色として、ヒーリング効果の高い事で知られ、穏やかな印象のあるラベンダーを選んだ
●昨年度からの感染症流行の中まだまだ明るいとはいえないが、少しずつ希望が見えてきたことを表すような優しく明るい印象を持つラベンダー
●春の胎動を待つ、準備のための季節。明日の芽吹きに向かって
●落ち着いていて令和という感じがする。エモだとかオーロラカラーだとか、若者の間で流行った
11位 赤 4.8%
●テレビ観戦で盛り上がったオリンピック。日の丸、ユニフォームなどの赤!
●感染爆発と規制緩和によるテンションの再燃
12位 オレンジ 3.4%
●コロナで辛いムードだったが、少し明るい兆しが見えてきたので
●オリ・パラの日本選手のユニフォーム、オレンジのTシャツとオレンジのウインドブレーカー、オレンジのJapanの旗を購入し家のテレビの前で応援した
13位 茶色 3.4%
●自然や大地のカラー
●家族との時間を多くとる事ができた、寒色ではなく暖色よりの色、でも赤やピンクほど情熱的でもなく、穏やかに地に足着いた生活のイメージ
●グレーから少しずつ生命力、暖かさを回復している様子を感じた
14位 黒 2.1%
●黒をよく身に付けた
●色々あって暗かった
15位 紫 0.7%
●紫は赤色(明るい印象)と青色(暗い印象)が混合した色だが、2021年は世間的に良いニュースと悪いニュースが混合していた印象だったから
[2021年の色選定について]
JAFCAのホームページから一般の方に投票いただき、数の多かった色を2021年の色として選定しました。投票は、予め選んだ15色の中から「2021年のムードを象徴すると思う色」1色を選び、その理由もあわせて回答いただきました。