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U.Ge Color

2026-2027 U.Ge®カラー

カラーテーマ「ブレンド」

ブレンドする
 自然界が多様な動植物たちが共生することで成り立っているように、人も多様な価値観があるから知恵を得て、生活を営み、伝統を紡いできたのだろう。
 現在は誰もが不安な時間の中に生きていて、拠り所がない。そのような状況下では、他者を許すこと、違う価値観を認める余裕もなくなる。だからこそ、今、大事な物事を失ってしまう前に、いろいろな価値観や物事がまじりあうことを楽しむことが大事なのではないか。
 上記は、2026-2027年向けのカラーを検討する会議で出された意見である。この意見を受けて、コーヒー豆のブレンドや、違う色の糸を織り合わせて生まれる味わい・・・混ぜることで、単体では表現できない、奥行と広がりのある味わいを生み出したいという願いを込めて、テーマは「ブレンド」とした。

幸せピンク
 U.Ge®研究会では、「幸せピンク」と題して、ピンクは人を幸せにする色という仮説のもとに研究を行っている。調査結果から導き出した5つのペルソナに合わせて、2026-2027年に向けて注目したいピンクを入れて、空間を構成するための色を選定した。これらの色は空間を構成する色として、衣服や眼鏡など、プロダクトの色としても活用できる。

カラーグループ

輝き ―体験価値を紡ぐ―(自己実現派)

高い理想をかかげ、そこに向けて自分を磨き上げていく人たちに向けて、マゼンタピンクをアクセントにする。マゼンタは強いピンク系の色で、彼らにとって次への行動を促す色として働く。カーキ系をベースカラーに対照系のネイビーブルーをアソートカラーにし、ピンク系のアートを配置する。

際立ち ―伝統・文化を紡ぐ―(自己成長派) 

知識欲が強く、関心を持ったことに対して根気よく研究を重ねる人に向けて、アニメの中に登場するまだ見ぬものを象徴するような、人工的なピンクをアクセントにする。彼らにとって大切な色であるブルー系を基調にして、温かみのあるグレー系と暗いブラウンを紡ぎ、人工的なピンクをアクセントにして不協和音を楽しむ。

なごみ ―環境意識を紡ぐ―(自然体派) 

自分に正直であることを大切にする人たちに向けて、ベースカラーにもアクセントにも使える穏やかなピンクを提案する。自然界の動植物を身近に置きたい彼らにとって、グリーン系とブルー系、ブラウン系は必須の色である。アップサイクル素材を使った繊維を感じさせる素材、手触り豊かな素材で提案する。

紡ぎ ―個性・仲間を紡ぐ―(社会交流派) 

コミュニケーション能力が高く、人の助けになることが生きがいの人たちに向けては、心を包み込むような温かいピンクが大切な色になる。穏やかな色調の藍色を基調に、木目を際立たせたブラウンをアソートカラーに使う。コントラストを弱めるために、グレー系を藍色に織り込む。

豊潤 ―効率・時間を紡ぐ―(生活充実派) 

なにげない日常の中に幸せを見出すことができる人たちに向けて、食材を想わせる、味覚を刺激する黄みのピンクを提案する。彼らにとって家はシェルターであり、家族との記憶を描くためのキャンバスでもある。土間を想わせるブラウンを基調に、柔らかな色調の赤いラグマットで温かみのある空間を作る。