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AUTO COLOR AWARDS

オートカラーアウォード2016ノミネート車両をご紹介いたします!

JAFCAでは、毎年優れたカラーデザインの自動車を顕彰する制度 「オートカラーアウォード」を開催しております。今年のノミネート数は 14。

ノミネート車両すべてをカラーデザイナーと併せてご紹介いたします。

Auto Color Awards 2016

1.一般審査委員実車審査
2016年12月9日(金)10:00-12:00横浜美術館(横浜)

2.プレゼンテーション・一般審査委員投票
2016年12月9日(金)13:00-18:00横浜美術館(横浜)

3.審査委員実車審査・投票
2016年12月10日(土)10:00-12:00横浜美術館(横浜)

4.ストーブリーグ
2016年12月10日(土)13:30-14:30横浜美術館(横浜)

5.発表・表彰
2016年12月10日(土)15:00-16:00横浜美術館(横浜)

6.主催
一般社団法人日本流行色協会  公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

7.協賛
旭化成株式会社、長瀬産業株式会社、大日精化工業株式会社、DIC株式会社、AUNDE ISRI Japan K.K、セージ・オートモーティブ・インテリア株式会社、TBカワシマ株式会社、VOLTA MARKS 合同会社、トーヨーカラー株式会社

8.後援
経済産業省、国土交通省、横浜市、 日本商工会議所、東京商工会議所 公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会、公益財団法人日本デザイン振興会、一般社団法人日本自動車工業会、日本自動車輸入組合、一般社団法人日本テキスタイルデザイン協会、一般社団法人日本塗料工業会、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会


スズキ㈱

http://www.suzuki.co.jp/

テーマ

スペースポッド IGNIS

車名

イグニス

 エクステリア①ピュアホワイトパール ×ブラックルーフ 2トーンカラー
②フレイムオレンジパールメタリック ×ブラックルーフ 2トーンカラー
インテリアブラック×ホワイト内装×オレンジアクセントカラー

メッセージ

「コンパクトなボディ」+「SUVの頼もしさ」+「ハイブリットテクノロジー」

今までにない 新ジャンルの乗り物、それがIGNISです。

新しいものに触れた時や、かつて思い焦がれていたものと出会えた時の心を揺さぶる感動を大切にデザインしました。

例えば、最新のガジェットを手にした時の胸を打つインパクト。

その時心の中に描く映像は、映画「2001年宇宙の旅」や「スターウォーズ」を見た時の近未来の世界に触れたような感動に似ているのではないでしょうか。

今まで手に届かなかった近未来の世界。

イグニスは誰もが一度は描いた、そんな憧れの気持ちを呼び起こします。

プレゼンタープロフィール

スズキ株式会社
四輪デザイン部 四輪インテリア課
なかむら えみ
中村 惠美

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
カラーコンセプト、車体色、シート表皮、用品、インテリアスタイリング

●気になっている色
乳白色や薄い水色等、ほんのり透明感を感じる色。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
うつわ収集。各地の陶器市に出向いては、食器をいそいそと買い集めています。
何に使っていいか分からないような豆皿に惹かれます。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
飛騨産業のKISARAGIシリーズ。杉に強度を与える為に圧縮させることで熱が加わり、杉本来の白っぽい色が飴色のような深みのある色に変わる。
木材加工の技法によって自然に抽出される色にやられました。

ダイハツ工業㈱

http://www.daihatsu.co.jp/

テーマ

新スタイル!大人のテイスト系「キャンバス」 

車名

ムーブ キャンバス

 エクステリア①パールホワイトIII×ファインミントメタリック
②スムースグレーマイカメタリック×ブラックマイカメタリック
 インテリア①ファインミント ベージュ/ダークグレー
②ブラックインテリア

メッセージ

ムーブキャンバスは、「母と娘」がシェアできる便利さとお洒落さを兼ね備えた新感覚STYLEワゴンです。
大人世代のユーザーに向けて愛着の持てる仕掛け、ナチュラルで居心地の良い室内空間と大人の遊びゴコロをくすぐるストライプスカラーを提案しています。
新しい毎日が始まりそうなワクワクをお客様にお届けする、いろんな色のキャンバスの中からおすすめの2色をご紹介します。

プレゼンタープロフィール

ダイハツ工業株式会社
デザイン部 第1デザイン室 CMFスタジオ
こいけ くみよ
小池 久弥代

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
担当は、CMF全般。
こだわりは、愛着のもてる仕掛けと表現。

●気になっている色
配色。具体的にはしましまの色の組み合わせや、チェック柄の色の使い方。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
2年前からヨガを始めました。今年の身体測定で身長が伸びていたので姿勢がよくなったのかな?と嬉しく思っています。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
トヨタ シエンタの 「エアーイエロー」
イエローの中でも個性的で攻めている色だと思うし、数も売っているから凄い。

トヨタ自動車㈱

http://toyota.jp/

テーマ

人の感性にひびく、『サーモテクトライムグリーン』

車名

プリウス

 エクステリアサーモテクトライムグリーン
 インテリアクールグレー

メッセージ

PRIUS! IMPOSSIBLE
次世代のCMFを視野に入れ、色の美しさに留まらず【美しい色とテクノロジーの融合】を車両全体で表現しました。

●コンセプト『Iconic Human Tech』
HYBRIDが普及した今日、新型PRIUSでは人の感性にひびくデザインと先進性が一体となった、カラー&マテリアルを狙いました。

●エクステリア『サーモテクトライムグリーン』
見る人やシーンによって、清涼感やアートなど異なる存在感を放つカラーに自動車業界初の遮熱塗料を開発夏の炎天のもと遮熱の有無で約5℃の温度差があり、室内の気温上昇抑制にもつながり、燃費にも貢献。

●インテリア『クールグレー』
インパネ&トリム全体で人をやさしく包み込むような明るく大胆な配色に加えて、適度なぬくもりを感じさせるマテリアルをコーディネート。シートファブリックとステアリングの合皮には昇温抑制を持った機能を付与。

トヨタ自動車株式会社
デザイン開発部 カラーデザイン室 トヨタカラーG
いがき ふみこ
居垣 富実子

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
・内外カラー&マテリアル開発

●気になっている色
・ガラス作家・小谷眞三・栄次さんが作り出す倉敷ガラスの「小谷ブルー」

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
・画家の木村英輝さんが描かれた作品を見学すること(全国に点在)
・有松絞りの収集


テーマ

ずっと一緒に。子どもの成長を見守るインテリア

車名

ポルテ&スペイド

 エクステリア<ポルテ>
シトラスオレンジマイカメタリック(4V7)
<スペイド>
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(221)
 インテリア<ポルテ>
フロマージュ
<スペイド>
ブラック

メッセージ

●ママのポルテ パパのスペイド
ママにはファッショナブルでかわいいポルテ
パパにはクールでスタイリッシュなスペイド
ポルテ、スペイド特別仕様車は、家族の幸せに寄り添います。

●ファスナーで取り外し簡単
ウォッシャブルカバーシートは、ファスナーで取り外しカンタン
隙間のホコリやペットの毛だって掃除もラクラク
丸洗いもできるからキレイなまま

●おしゃれに変身
カバーを外せばシンプルなシート
気分や用途に合わせ つけかえ自由
雰囲気の変化を楽しんで

林テレンプ株式会社
デザイン部 カラーデザイン課
あつみ いつこ
渥美 伊都子

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
ウォッシャブルシートカバーの色柄開発
遊び心のあるカラーデザイン。子育て世代に向けての楽しく個性的な空間を、着せ替えシートカバーならではの大胆な色と柄で表現。

●気になっている色
伊藤若冲が描く、桝目描きに潜む不思議な奥行きと重量感のある色。今年は生誕300年。京都の美術館やお寺での展示会が目白押し。ワクワクします。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
御朱印集め、海外ドラマ、源氏物語原文挑戦中

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
ポールスミスとマーシアンがコラボした自転車

日産自動車㈱

http://www.nissan.co.jp/

テーマ

家族のストーリーを紡ぐカラーデザイン

車名

SERENA

エクステリア①マルーンレッド/ダイヤモンドブラックの2トーン
②カシミアグレージュ/インペリアルアンバーの2トーン
③アズライトブルー
 インテリア①ブラック
②プレミアムインテリア
③フェザーグレー

メッセージ

家族の数だけ、その家族を彩るシーンやライフスタイルがあります。
表現したのは毎日を彩る日常のストーリー。
その家族らしさを表現し、生活を楽しむ車。
日常の一コマの中にある、セレナが繋ぐ家族との幸せな時間を是非感じてください!

プレゼンタープロフィール

日産自動車株式会社
グローバルデザイン本部 カラーデザイン部
なかしま さゆり
中島 小百合

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
カラーデザインコンセプトと内装のカラーデザイン開発を主に担当しました。
お客様が使われるシーンを想像し、いかに共感し喜んでいただけるかを考え抜きました。
ボディカラー開発についても、スペシャリストと共に、色の方向性、表現の度合い等を一緒に開発しました。

●気になっている色
ニュアンスグレー。質感を感じるニュートラルではないグレーが気になります。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
フクロウカフェとパクチー

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
Berlutiの革靴

富士重工業㈱

http://www.subaru.jp/

テーマ

5日で完売! イエローのスポーツカー カラーデザイン開発。

車名

BRZ GT  Yellow Edition

 エクステリアチャールサイトイエロー
 インテリアブラック×イエロー

メッセージ

SUBARU BRZ Yellow Editionはスバルが目指す「安心と楽しさ」をスポーツカーで具現化しました。
FRスポーツカーならではのスポーツ性能を追求し、上質感を高めた最上級グレードをベースとした特別仕様車で、所有すると同時にこだわり溢れるスポーティな内外装カラーデザインを狙いました。
BRZ専用のボディ色チャールサイトイエローと、窓越しに見えるインテリアのイエローアクセントカラー。是非実車にてご確認願います。

プレゼンタープロフィール

富士重工業株式会社
スバル商品企画本部 デザイン部
くもの ゆうき
雲野 裕紀

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
このBRZで初めて、デザイン全般をまとめました。内外装のカラーデザインも兼務しつつ、車両デザイン開発全体に携わり、想いが沢山詰まったエントリー車です。

●気になっている色
CMFの質感表現の工夫が求められる中、色に求められる価値観は大きくなっています。
例えば、多層コートによる深みのあるカラー表現やソリッドでの表現など、色々トライしています。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
RCカーのボディ作り。マスキングと缶スプレーで、色々なボディカラーを考え、レースに参戦しています。クルマが好きで仕事もクルマ関係、仕事外でもクルマから離れられません。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
・マツダ「マシーングレー プレミアムメタリック」
「綺麗」「お金をかけた」「旬だから」…その狙いとは違ったオートカラーに興味があります。
例えば、メーカーの目指す方向性を具現化した色、お客様がブランドに求める価値を色で具現化など語れる色に興味があり、近年ではマツダ・マシーングレーにやられたと思ってます。


テーマ

大人の上級スポーツ

車名

LEVORG STI Sport

 エクステリアダークグレー・メタリック
 インテリアボルドー内装

メッセージ

レヴォーグが持つ「走行性能」と「走りの質感」・「内外装の質感」をこれまでよりも更に高めた最上級グレード。洗練された専用内外装を採用することで、レヴォーグの魅力を最大限に引き出した。
この外装のダークグレー色と窓越しから見えるボルドー&ブラック内装のコントラストで、大人の上級スポーツとしての“インパクトと深み”のある見栄えを与えた。

プレゼンタープロフィール

富士重工業株式会社
デザイン部
さいとう みのる
齋藤 實

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
主として内装担当。
スポーツカーとしての上質な内装色表現

●気になっている色
上空から見る風景(ツンドラ地帯の雪の色模様・海岸線の深い青)

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
陶器作成
音源探し(国内外の音楽)

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
ビンテージカーミーティングで見た昔の英国車たちの外装色


テーマ

hello Inspiration

車名

XV ts

 エクステリアクリスタルホワイトパール
 インテリアブラック:オレンジ:アイボリー

メッセージ

「tS」はSUBARU XV HYBRIDをベースに足回りを専用チューンし、外装・内装にも専用装備を追加したSTIコンプリートカーです。「Enjoy Driving Hybrid」をコンセプトに、「誰がどこで乗っても気持ちがよく、運転が上手くなるクルマ」を目指し、ハンドリングと乗り心地を高度に両立、走りの質感を磨きあげました。

ポップでカジュアル、それでいてスポーティな内外装のカラーデザインでお客様の「ワクワク」を目指し、所有する喜び・走りへの期待感を感じさせる特別な仕様としました。

プレゼンタープロフィール

富士重工業株式会社
商品企画本部デザイン部カラー主査
すずき ふゆみ
鈴木 芙侑美

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
エクステリア・インテリアカラー開発

●気になっている色
自転車のギアやバイクのマフラーなどの「デザイン=機能」なモノたちの表面処理、気になります。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
鉱物や釉薬といった無機物の構造、色彩がアツい。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
「no man,s sky」というゲームソフトウェアの色彩設計。

ホンダ

http://www.honda.co.jp/ 

テーマ

Go anywhere (冒険の扉を開く)

車名

Africa Twin

①パールグレアホワイト(トリコロール)
②ヴィクトリーレッド(CRFカラー)
 エクステリア①トリコロール(パールグレアホワイト/パールスペンサーブルー/キャンディーアルカディアンレッド)
②CRFカラー(ヴィクトリーレッド/シャスタホワイト/グラファイトブラック)

メッセージ

日常のコミューティングから広大な夢の大地まで

世界一過酷と評されるパリ・ダカールラリーにおいて、Hondaは1986年~1989年に4連勝を成し遂げました。 
そのレプリカモデルとして1988年に誕生した初代アフリカツインは、レーサー譲りのトリコロールを纏い世界中のお客様の冒険・旅の相棒として絶大な支持を集め、アドベンチャーモデル市場を確立した開拓者となります。
2013年、Hondaはダカールラリーに再びチャレンジ、それが次期アフリカツインのモデル開発に繋がっていきます。 

人生を豊かにする旅へ人々を誘うカラーとして、歴代のアフリカツインを彷彿とさせるトリコロールと現代のダカール参戦マシンである「CRF450RALLY」のカラーを纏ったヴィクトリーレッド。 
多くのお客様が愛し続けてきて下さった想いと開発者の熱い想い、そして新生アフリカツインのこれから始まる新たな歴史をカラーデザイナーとして紡いでいく。 
過去と現在、そして未来をつなぐカラーラインナップです。

プレゼンタープロフィール

株式会社 本田技術研究所 二輪R&Dセンター
デザイン開発室 第2ブロック
かつらがわ みどり
桂川 碧

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
カラーコンセプト作成~フェアリング・機能パーツにおけるカラーリング全て

●気になっている色
金属質感のある淡いカッパー色

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
食パン、足ツボ押し

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
「堆漆のブローチ」
ある作家さんの作品でしたが、堆漆を作ろうとして作成したものではなく、若い頃に少し残った漆も捨てずに大切に堆漆板にしてためていたものを、今作品にしているとのこと。
見た瞬間の「鮮やかな色の塊感」と、その背景にある積み重ねられた時間の尊さにやられました。


テーマ

CMFでカタチ創る、家族の笑顔

車名

FREED

 エクステリアブルーホライゾンメタリック
インテリアモカ

メッセージ

カラー・マテリアルという枠を超え、「1つのプロダクト」という視点でのデザインを心掛けました。

インテリアコンセプトの「ナチュラルモダン」をベースに、「リゾート」を世界観のモチーフとして
設定し、CMFとスタイリングの絶妙なバランス取りによって、家族が笑顔になれる質の高い空間を
造り上げました。

そして、その空間を包み込むエクステリアカラーのイメージは「リゾートの海」

インテリアと共通の世界観を持たせ、内外トータルでコーディネートしました。

特定の地域や場所のイメージはありませんが、天候や光の当たり方により様々な表情を見せる、
どこか温かみを感じ、遠方へと拡がっていく空気感を感じさせるソリッドライクな色に仕上げました。

プレゼンタープロフィール

株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンター
デザイン室 3スタジオ
いしだ のりゆき
石田 憲行

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
コンセプトメイクから内外のカラーコーディネートまで一貫したデザインを担当。
出来上がった形状に対して色を付けるのではなく、形・素材・色がしっかりとした「一つのプロダクト」として成り立つようデザインする事にこだわりました。

●気になっている色
ブラス色(素材としての質感含む)
ゴールドの様な主張は無いが、しっかりとした価値感を持つ色

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
趣味:人と話すこと(面倒くさくならない程度で)
マイブーム:特に一過性のブームは起こらないかもしれないため、ありません。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
プリウスのサーモテクトライムグリーン


テーマ

華やかさとストイックさが共存する、スーパー スポーツ エクスペリエンス

車名

NSX

 エクステリアバレンシアレッドパール
ヌーベルブルーパール
インテリアレッド
オーキッド

メッセージ

純粋に走りを追及するスポーツカーのストイックさと、人々の心を高揚させる優雅で華やかな世界。
相反する世界観が共存する二面性をカラーとマテリアルで表現しました。
オハイオ州のNSX専用工場でボディーに施される“高彩度レッドとブルー”は、複層工程で丁寧に
塗り重ねることで、美しく深い独特なとろみのある質感を追求しています。
開発した1つ1つのカラー、マテリアルは、世界中誰の心にもストレートに突き刺さる“ピュアで
シンプルなメッセージ”とし、開発に携わる者と楽しみに待っていて下さった方々の心に、四半世紀ぶりに再び火を灯す起点としたい、という想いを込めました。

プレゼンタープロフィール

株式会社 本田技術研究所
デザイン開発室 3スタジオ
こばやし みえ
小林 美絵

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
エクステリアカラーとインテリアカラーの北米での開発を担当しました。
特にエクステリアカラーの色自体が赤・青とシンプルなので、
彩度と深みのある質感の表現にこだわりました。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
油絵
ポケモンGoをしながらのウォーキング(遅ればせながらのブーム。。。)

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
MAZDA マシーングレー

マツダ㈱

http://www.mazda.co.jp/ 

テーマ

Machine Beauty

車名

マツダ ロードスターRF

エクステリアマシーングレープレミアムメタリック
 インテリアオーバーン

メッセージ

歴代、マツダはマシーンへのこだわり、“マシーンの美学”を追求し続ける会社であると思っています。世界で唯一、実用化に成功した“ロータリーエンジン”今は“スカイアクティブテクノロジー”と独自のマシーン感を追求する“クリエイティブ開発集団“そうしたメッセージをお客様へ届けたいとの思いからデザイン創作をスタートしました。
マシーングレーは“機械の持つ精緻な美しさの追求”をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元で両立することで、鉄の無垢感のような質感表現を実現しました。
知的で成熟した大人の魅力表現のため、外は精緻で金属質なクールグレー、内は情熱的で成熟した大人の色合いのオーバーンをカラーコーディネートし、マツダの世界観“Machine Beauty”を完成させました。

プレゼンタープロフィール

マツダ株式会社
デザイン本部 クリエイティブデザインエキスパート
おかもと けいいち
岡本 圭一  

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
一括カラーデザイン戦略&ボディカラー先行開発~量産開発
こだわりとしては、本物追求とそれを実現するための技術課題へのチャレンジ

●気になっている色
素材の持つ質感全般

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
音へのこだわりを持って開発しているオーディオ機器の世界と、音楽ジャンルでは、クラシックの繊細かつダイナミズムの響きにハマっています。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
“やられた”というわけではないのですが、ボルボの一連のインテリアCMFの世界観と創りこみは素晴らしいと思います。

三菱自動車工業㈱

http://www.mitsubishi-motors.com/jp/ 

テーマ

「Precious」

車名

ミラージュ

 エクステリアワインレッドパール
サンライズオレンジメタリック
 インテリアブラック

メッセージ

コンパクトカーでニーズの高いカラフルさや個性を大切にしつつ、“自分だけの特別感”を叶えるようなカラリングを狙いました。単なる上品なカラーではなく、コンパクトカーらしいきびきびとしたスポーティさを両立した、新しい質感のカラーを目指しました。
ワインレッドパールは、クロムメッキの輝きを際立たせる上品なディープトーンカラーでありながら、限界まで引き上げた彩度でスポーティな印象に仕上げました。
サンライズオレンジメタリックは、オレンジの持つエネルギッシュで若々しいイメージを大切にしつつ、輝きのある粒子感で上質さをプラスした、新しい質感に仕上げました。
「上品さ」と「スポーティさ」を両立した新しいミラージュのカラーを、是非実車でご覧下さい。

プレゼンタープロフィール

三菱自動車工業株式会社
プロダクトデザイン部 インテリア&カラーデザイングループ
さとう あきこ
佐藤 亜希子

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
内外色の量産に向けての玉成。
ワインレッドパールは、深みがありつつも、彩度を極力下げないようにこだわりました。

●気になっている色
ファッションカラーは常に気になっています。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
小学1年から習い始めた「習字」~今では「書」まで。
一生続けていきたいです。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
最近では、作家さんの展示会で見たブローチです。小さな中に様々な表情を持つグリーンの色合いと、贅沢なクリアの質感が深みと輝きを演出し、感動しました。

ヤマハ発動機㈱

http://www.yamaha-motor.co.jp/

テーマ

ヤマハのCMFGデザイン戦略

車名

XSR900 / Vino Deluxe

 エクステリアXSR900 :
マットグレーメタリック3  /  グレーイッシュブルーメタリック4
Vino Deluxe :
ダークグレーイッシュブルーメタリックA / マットダークブルーイッシュグレーメタリック2 /  パープリッシュレッドメタリック5 / ブラックメタリックX

プレゼンタープロフィール

ヤマハ発動機株式会社
デザイン本部製品デザイン部
ながた さとみ
永田 智美

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
・カラーコンセプト立案、世界観作成。
・エクステリア、インテリアカラー、コンポーネントカラー、シート表皮の開発。
・カラーグラフィック展開。
・ヘルメット、ノベルティ用品までのデザイン開発。
・コミュニケーションツールのデザイン提案。
・こだわりは、企画構想から販売構想まで携わり、一貫した世界観を貫くこと。

●気になっている色
“ホワイト×ブラック” 究極のシンプル&ミニマリズム。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
1歳になった愛娘の子育て。
成長の早さに日々刺激を受けています。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
小池百合子都知事のファッションカラー。
シーンに合わせたコーディネイト術にカラーのもつ強さを痛感しました。

株式会社 GK Dynamics
動態グラフィック部 ユニット1
はやせ きり
早瀬 季里

●エントリー車で担当した部分とそこへのこだわり
XSR900
モデルが持つ世界観を最大限に表現するため、アルミなど素材の仕上げを徹底的に追求しました。
組み合わさるパーツにおいても、質感や色のトーンを調整し、ひとつひとつ丁寧にデザインしました。

●気になっている色

普遍的な黒ではありますが、最近の傾向では、色に加えて更に、質感や触感などの情緒的な要素が、多く取り入れられているように感じます。多種多様な表現で、表情も変化し美しいと感じることが多いです。

●趣味、今ハマっていること、マイブーム
ラン&ハイキング
四季折々の表情を見せる山の中で、歩いたり、走ったりすることは、非常に多くの刺激を受けます。
色もいろいろ、季節や天候で、同じ景色が全く違って感じることがあり面白いと思います。

●最近、「この色はやられた!」と思った商品があったら教えて下さい。
CHANEL ルージュアリュール ヴェルヴェット #58 ルージュヴィ
今季のCHANELでは、多彩な赤の色使いが多く見受けられますが、その中でも、特に上記のリップカラーは、ひときわ目を引く、美しいマットレッドだと思います。
この色を手に取るだけで、今を感じることが出来る強いカラーだと思います。