投票で選ばれた「2021年の色」は、コロナ禍の不安な気持ちを表すグレー
一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA、所在地:東京都千代田区、理事長:三雲英一)は、毎年、「今年の色、来年の色」として、それぞれの年を象徴する色を発表しております。
ここでは、JAFCAのホームページから一般の方に色を投票していただき決定した今年2021年の色をご紹介いたします。
2021年の色に選ばれたのは、
コロナ禍の不安な気持ちを表すグレーです
1位に選ばれたのはグレー! あわせて3位までの色を紹介します
●先行きの見えない不安感を表すグレーが1位に
選ばれた色は昨年に続いて「グレー」で、回答全体の13.1%となりました。
その理由として圧倒的だったのは、コロナ禍での心情で、「コロナの感染がおさまらず不安な気持ち」「先が見えそうで見えない」「閉塞感が強く、日常に色がなかった」といった声が多くありました。
「先の見えない不安のグレー」というのは2020年の色と同様ですが、その中でも、感染者数が減少し緊急事態宣言が解除されたりと、少し先に明るさが見えてきたことをうけ、グレーでも「明るいグレー」「シルバー」といった意見があがっています。また社会の変革期にあって、「混沌として曖昧なグレーだが、そこから何か生まれてきそう」と今後に期待をもっている声もありました。
●自然を象徴する緑が2位、ファッションでも人気色
2位になったのは緑で11.0%。自粛生活の中ガーデニングやキャンプなどで自然に触れる機会が増え、森や植物などの緑によって気持ちが救われたという声があがっていました。また2021年はファッションや雑貨でも緑がヒットし、今年最も親しんだ色だったという声も女性中心に多くありました。
●希望の黄色が3位に
3位にあがったのは黄色、9.7%。先行きに明るさが少し見えてきたことで、希望、明るさを感じさせる黄色を選んだという人が多数でした。見るだけで元気になれそうな黄色は、楽しい気分になりたいと願う心の現れともいえそうです。
[2021年の色選定について]
JAFCAのホームページから一般の方に投票いただき、数の多かった色を2021年の色として選定しました。投票は、予め選んだ15色の中から「2021年のムードを象徴すると思う色」1色を選び、その理由もあわせて回答いただきました。
※2021年の色 投票結果詳細を掲載しました。15色の結果とその理由を紹介しています。
こちらをご覧ください