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U.Ge Lab コラム

幸せペンタゴン 私のアオハル ~輝きの時~ ③

U.Geの活動の中で、自分自身の幸せについても考える事が増えました。どんなことに幸せを感じるか? その幸福観は人によって様々かと思いますが、人は「他の誰かを助けた時に幸せを感じることがある」とも聞いたことがあります。 そんな中で思い出したのが、中学生時代の部活動「ボランティア部」のことです。そもそもボランティア部なんて部活自体が珍しい部活だったと思います。4月に入部届を出し、なぜか私は畑仕事に従事していました。私は何の部活動に入ったのか? と首をひねる日々。

私の通っていた中学校では、10月の秋口に地域の方を招いたお祭りがありました。図書室に仕舞いきれなくなった蔵書や、小さくなってしまった衣服などを販売しつつ、綿菓子や焼きソバなどの飲食の出店も並ぶ、いわゆる高校で言う文化祭のようなものです。一大イベントと言えるそのお祭りにボランティア部は毎年出店していて、私が入部したその年はスイートポテトの販売を行うことになっていました。

そう、私が従事していた畑仕事は、スイートポテトを作るためのサツマイモを作っていたのです。今考えると、専門学校でもない学生が近くに畑を借り、作物を育てていたというのは、なかなかに珍しいことだったのではないかと思います。中学1年生といえば、お小遣い程度のお金しか扱うことのない年頃です。祭りの当日は、慣れない金銭のやり取りにとても緊張していたのを覚えています。釣銭を間違えないか、変なことを言ってしまわないかと、とにかく不安でした。しかし、その不安よりも鮮烈に印象に残っていたのが、自分たちの手で作ったものをお客さんに手渡した瞬間でした。お客さんの喜ぶ顔もそうですが、その売上は赤十字に寄付する形を取っていました。苗から育て収穫をしたものが、形を変え、巡った末に困っている人々の助けになる。という事を、その時ようやく実感できたのだと思います。

それまでの自分にとって、人を助けるという行動をどこか遠くに感じていましたが、それが身近になったことはとても大きな経験でした。当時はただただ面白くてやっていた部活動でしたが、今思い返してみれば、そこに幸せを感じる瞬間があったように思います。

U.Geカラーデザイン研究会では、昨年から「幸せ」をテーマに研究を行っています。 幸せの傾向を捉える上で、多世代を対象に実施したアンケートなどから、自然体派/生活充実派/社会交流派/自己成長派/自己実現派と、幸せの価値観の傾向を大きく5つに分類しています。ボランティア部での経験は今の私のベースにもなっていて、私はたぶん「社会交流派」に当てはまるのかな? などと思いつつ、このコラムを書いていました。5つの幸せの傾向の詳細は、JAFCAサイトのU.Ge Labで紹介していますので、ぜひご覧ください。

田島ルーフィング株式会社 床材開発部デザインG 戸高 浩司