2018年春夏JAFCAメンズウェアカラー
カラーテーマ
“Pray for Peace” プレイ・フォー・ピース
不安の拭えない時代にあって、新たなる「幸せ」価値観をイメージ
テーマとしては表題の通り、混沌とした世界情勢や先行き不安の拭えない時代にあって、人々が目指すべき新たなる“幸せ”価値観をリードイメージとして、またその“幸せ”価値観をポジティブに楽しもうとするもの。そのため総体的にピースフルでハッピーイメージのカラー提案が拡大している。
カラーのトレンドファクターとして、スポーツ、マリーン、エシカル、エスニカル、ユースカルチャーといったキーワードが再び浮上している。これらメンズファッションの王道を行くトレンドファクターが数多く再出現する中で、現代性を希求する差別化要素としての“色”の広がり感やその効果が注目される。
カラーグループの特徴
1.Dolce Vita ドルチェ・ヴィータ
今シーズンのベースメントを形成するグループ。映画「ラ・ドルチェ・ヴィータ」に代表される1950年代のイタリア・ローマの上流階級のファッションイメージに見られる、上質感・洗練感がありながらもナチュラルな雰囲気をベースとするカラーイメージがポイント。
2.Tribal Beach トライバル・ビーチ
エスニカルなファッションイメージがトレンド化する今シーズンにおけるマストなグループ。古き植民地時代固有の土着的なカラーニュアンスと、洗練され上質感のあるクレオールイメージのカラーニュアンスがハイブリッドされている。
3.Riviera Chic リビエラ・シック
ヨーロッパの高級海岸線リゾート地域を舞台とした上質なマリーンカラーグループ。フランスからイタリアに繋がる地中海リゾート地域=リビエラをリードイメージとしたマリーン使いのトリコロールカラーがキーポイントとなる。
4.Belle Epoque ベル・エポック
全体テーマを象徴するグループ。19世紀末から第一次大戦前夜までのパリを中心に繁栄した華やかな時代ベル・エポックをリードイメージとした高明度で装飾感のあるカラーグループ。
5.Easy Tech Sports イージー・テック・スポーツ
今シーズンのファッションイメージを性格付ける「スポーツ」ムードのグループ。年々進化するハイテク素材によるエアリーでケミカルなカラーニュアンスと、一方で、一見ナチュラルな天然表情を見せるハイテク素材によるメランジュ感がもたらす杢調のカラーニュアンスの2方向がポイント。
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