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カラートレンド

MENS’ WEAR

2019年春夏JAFCAメンズウェアカラー

カラーテーマ

“Peaceful Journey” ピースフル・ジャーニー


平和への願いと、民族色や地域性を志向するファッション動向を踏まえて

今シーズンのキーワードを挙げると以下のようになる。PEACEFUL(平和な)、REGIONAL(地域)、FOLKLORE(民族調)、BORDERLESS(境界のない)、ACTIVE(躍動的な)、SEA&ISLAND(海と島)これらを俯瞰し、「旅」という共通項が導き出された。2019年春夏シーズンにフォーカスされる地域がいずれも民族色豊かな地域である事はもちろんだが、中でも地中海は、三つの大陸を繋ぐ海上交通の要衝である。地中海性気候と内海による穏やかな環境も重なり、古くより貿易や文化の交流点であり、加えて多くの民族色豊かな文化の情報発信拠点でもあった。
ファッションメッセージとしても強まる世界的に希求される平和への願い、そして民族色や地域性を志向するファッション動向を踏まえ、全体テーマを「Peaceful Journey」とした。

カラーグループの特徴

1.“Urban Colonial” アーバン・コロニアル

今シーズンのベーストレンドを形成する。砂漠の乾いた地表の色、一方で草木が生息する肥沃なオアシスに見られる色々をリードイメージとしたカラーグループ。注目のコロニアル・スタイル等のアウトドアユースでありながら、エレガントさを内包したモダンなサファリスタイルへの活用が期待される。

2.“Mediterranean Beach” メディテリニアン・ビーチ

テーマ名とした地中海は、3つの大陸の交流地点でもあり、古くより貿易や文化の盛んな海の交通の要衝であった。そのため様々な民族・風土が混ざり合ったカルチャーを創出してきており、そのミックス感が創り出すカラーグループである。

3.“Weightless” ウェイトレス

今シーズンのトレンドを象徴する。ファッションや音楽や文化が自由度を高めた時代として再び注目される80年代のポップカルチャーをリードイメージとした。ペールトーンカラーが特徴となる。

4.“Tribal Sailor” トライバル・セーラー

南アジア地域、特にインドをリードイメージとして、多種の香辛料スパイスの織り成すカラー、インドの歴史的な建造物や生活に密着した河川等の自然が描き出すカラーが特徴。

5.“Active Commuter” アクティブ・コミューター

アクセントカラーとなるカラーグループ。既にエターナルなトレンドとなった「スポーツ」をリードイメージとしている。人工的でケミカルなニュアンスのあるカラーが特徴。今シーズンはスポーティなスタイリングだけでなく、世界を飛び回るジェットセッターや自転車等によるアクティブなオフィスワーカースタイルへの活用が期待される。

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