2019年春夏JAFCAレディスウェアカラー
カラーテーマ
“Tangible” タンジブル(実体的な、現実の)
ファッション本来のもつ、アナログでリアルな価値を大切に
今シーズンは二つの事柄を基調にTangibleを全体テーマとした。ひとつは高度に効率化•情報化されものづくりの本質が見えにくくなった現代において、ファッション本来のもつ手触りや手仕事といったアナログでリアルな価値を大切にするという意味を込めて。もうひとつはリアル感と個性追求のバランス感に優れたミレニアル世代による新しいファッションパワーへの期待を込めてである。カラー選定にあたっては、現実的なスタイル(=リアル感)で使い易く、かつ新鮮(=個性的)な構成を心がけた。
カラーグループの特徴
1.Natural Clean ナチュラル・クリーン(自然な清潔感)
天然素材のシンプルな端正さと、上品な洗練感を表したカラーパレット。高明度寄りのトーンを意識した都会的なナチュラルカラーは、今シーズンのベーシックなカラーパレットと位置づける。
2.Mindfulness マインドフルネス(瞑想)
心身の健康や美しさをイメージしたカラーパレット。春立ち上がりに多く提案されるパステルカラーを、光沢やメタリックな質感で軽快でモダンにした。特にスキンベージュやグレイッシュなライトパープルなど、ニュアンスのある色に注目したい。
3.Sign Flag Signals サイン・フラッグ・シグナル(手旗信号)
国旗や様々な旗をイメージしたパレット。視認性が高く、明快でアクティブな印象のストロングやビビッドトーンを中心とした。スポーツ、アウトドア、ワールドエスニックなど幅広い分野に展開できる爽快なカラー。
4.Deep Sea ディープ・シー(深海)
豊かな自然の宝庫であり、未だ謎多く神秘的な深海がイメージ。光が届かない深い海底世界やそこに棲む生物など、鈍く光るメタリックなダークやディープカラーのパレット。
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