2024年春夏JAFCAプロダクツ&インテリアカラー
カラーテーマ
Interplay インタープレイ/ 相互作用
互いがそれぞれの個性を謳歌できる関係を目指して
テーマ名のInterplayは、ジャズの解説にも出て来る言葉だ。演奏者が互いの奏でる音に反応しながら、全体のムードを作り上げて行く。色も関係で変わる。光の当たり方はもちろん、背景との関係、隣に来る色との関係によって、描かれる世界が全く変わってしまう。色と素材の関係では、風化や年月の経過によって色が変わる。これこそがリアルな素材ならではの特徴と言えるだろう。モノの色彩は、使う人とのかかわりでも変化する。つまり、モノが使う人によって「個性」を与えられるということになる。
変化が激しくカオスとも言える時代、世界中のひとりひとりが、互いに良い影響を与えあうことができれば、きっと良い世界になるだろう。互いがいきいきと、それぞれの個性を謳歌できる関係を目指したいという願いを込めて、テーマをInterplayとした。
カラーグループの特徴
1.Serenity セレニティ/平穏
心身を柔らかく包んでくれる色。夜明けの春の日差しの中でまどろむような感覚。
ヒンヤリとした質感、軽やかで、透明感を感じさせる表現で。
2.Interlacing インターレーシング/交差
古代の人々の営み、重厚な儀式、その風景が今と交差する。春夏につかわれるダークカラーをサマーダークと呼ぶ。燻したようなブラスと濃いブラウン、マゼンタとの組み合わせに注目。
3.Protopia プロトピア/今より少し良い現実
ユートピアでも、デストピアでもない、実現可能な少し先の未来をプロトピアという。
Web3をイメージさせる色と素材で構成した。暗いが鏡のように反射し、さらに流れるような質感を持つダークカラー、光を固めたようなイエロー、メタリック光沢のマゼンタなど。闇と光の対比。
4.Prism プリズム/多面体
白色光がプリズムで分光されて光のスペクトラムが現れる。半透明の白と、蛍光色の釣り糸などで構成した。グリー系は人工的な表情、光を発するように見える素材で表現する。
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imagesoundをご使用される際は、事務局までご一報ください。
プロダクツ&インテリア部会では、カラーに合わせたフレグランス、サウンドを提供しています。
制作に関するお問い合わせは、事務局まで。
※下記はサンプル。前シーズンの2023SSカラーとともに提案されたサウンドです。
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